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須賀神社の石段
新海監督は須賀神社を何十回も踏査した。石段一段の高さ、手すりの金属の質感まで実測し、アニメーションのレイヤーに反映した。
作品のシーン順にたどるコースです。移動時間と撮影時刻を合わせれば、その日の空気にぐっと近づけます。
新海誠監督の〈君の名は。〉(2016)は東京と岐阜の実在の場所を精密に再現した。アニメでありながら背景はほぼ写真に近い精度で描かれ、公開後は聖地巡礼が新しい観光ジャンルになった。
クライマックスの須賀神社の石段は新宿区須賀町にある。赤い街灯、狭い段、都心の真ん中に隠れた神社。映画の最後のフレームがそのまま現実にある。
岐阜県飛騨市は三葉の故郷・糸守のモデルだ。湖はフィクションだが、駅と町はそのまま。観光案内所には今でも、アニメの画を片手に同じ構図で撮りに来る来訪者がいる。
君の名は ── 覚えていなくちゃいけない名前だった。
“須賀神社は写真スポットの列が長いです。平日午後4時がベスト。”
“飛騨へ行く列車がすでに映画。往復4時間が惜しくない。”
“須賀神社の住民の方に礼儀を。静かに撮ってすぐ移動を。”